内窓や二重窓の人気ブログに書かれていることを調べてみた
内窓や二重窓について書かれているブログには多くの体験談があり、YKKAPやリクシルなど有名メーカーのサイトでは知ることができない面を知ることができます。
内窓効果で本当に快適になるのか、マンションでもできるのか、どんな後悔があるのか、さらにリフォーム費用や補助金の活用例などを知った上で、失敗を避ける方法を探してみましょう。
Contents
【体験談ブログ】でわかる二重窓の内窓効果とメリットデメリット
内窓を設けて二重窓にするリフォームには、断熱と結露、防音というメリットがあることは多くの方がご存知だと思います。ただ、実際に二重窓にした方の体験談の中には思ったほど効果が得られなかったというケースや、効果は得られたが他に問題点が出たというケースがあります。
二重窓の内窓効果で得られるメリット
二重窓にして良かったというケースを見ていきましょう。
冬になっても部屋が暖かい
新築間もない戸建て住宅で、足元の冷えが解消され、エアコンの効率が良くなったという体験談があります。エアコンの設定温度を上げなくても22℃が維持でき、電気使用量が70kw下がったそうです。
エアコンから遠いキッチンでさえ、調理中に換気扇を回しても暖かく、今まで使っていたグラファイトヒーターは必要なくなったということです。
結露がなくなった
築30年以上の住宅で雪が多く、冬の寒さが厳しい家での体験談です。結露がひどく窓枠は常に湿った状態で、カーテンも濡れてカビが生えていたそうです。
実家に帰省した息子さんに勧められて内窓を設置したところ、翌日の朝から効果を実感、結露が発生していなかったということです。
隣家からの騒音が解決した
隣家の浴室からの生活音で騒音ノイローゼになり内窓を設置した体験談です。
いろいろ調べた結果、確実に効果が出るが他の内窓より高価な内窓を選んだ結果、浴室の床の排水溝の蓋を締める音は完全に聞こえなくなることはなかったが、シャワー音、掛け湯の音は全く聞こえなくなったそうです。
内窓で生まれるデメリット
効果が薄かったという体験談や、内窓を取り付けた為に使い勝手が悪くなってしまったという体験談もあります。
勝手口が開閉しにくくなった
出入りをしない勝手口に内窓を取り付けたところ、いくつかの問題が発生してしまったケースです。
もとの勝手口ドアのドアクローザーが干渉する為、ふかし枠を設けてテラスドアを設置したところ、テラスドアのヒンジにキッチンの収納の引き出しが引っかかり、途中までしか開けられなくなってしまったそうです。ドアクローザーを外してつけ直してもらうことになったとのことです。
解決ポイント
開き窓テラスは外側にある勝手口ドアにぶつからないよう、内開きになっています。その為、設置位置によっては、キッチン内の使い勝手が悪くなる恐れがあります。
このブログの方は出入りをしないから内窓で大丈夫だとお考えになったのだと思いますが、内窓設置ではなく断熱タイプの勝手口ドアへの交換という方法を選べばもっとすっきり解決できました。
内窓用のテラスドアは5万~6万円、断熱タイプの勝手口ドアは9万~15万円という差がありますが、使い勝手を考えると、ドア交換の方がおすすめです。
一方、リビングで引き違い窓の横に取り付けられているベランダへの出入りをするテラスドアで、ドア前方に家具が置いていない状態であれば、内窓用のテラスドアを取り付けても、使い勝手が損なわれる心配はありません。
内窓と外窓の間に結露が発生した
寒さが厳しい地域にお住いの方で、二重窓にしたら外窓と内窓の間に結露が発生してしまったという体験談です。その結露の量は今までよりさらに量が増えていたというショッキングな内容でした。
ただ、状況的に狭い部屋で親子3人が就寝している、室内干しを良くする、換気を十分にしていなかったなどの理由で、室内の湿度は相当高かったということです。
解決ポイント
二重窓で効果を出す為には、地域の平均的な外気温と室内の湿度環境に対応できる内窓を設置する必要があります。こちらの体験談の方は樹脂サッシと複層ガラスの内窓を設置されたそうなので、内窓自体の断熱性にはほぼ問題がなかったと考えられます。
ただ、内窓には内窓の断熱性の他に設置方法による気密性の違いがあります。内窓と窓枠の間に隙間が生じていると、気密性が低下します。
隙間から冷気が侵入したり熱が逃げたりして二重窓の効果が半減しその結果、結露が発生してしまうのです。気密性が低く断熱性だけが高い住宅に発生する内部結露と似たような問題です。
また、室内干しをしていたり、大型の観葉植物の鉢が多数置いてあったりする部屋で換気が不十分である場合、室内が高湿になってしまいます。
寒さが厳しい地域で、なおかつ生活の都合上、どうしても湿度が高くなってしまうという場合には、室内の湿度を抑えることに加え断熱面だけではなく、気密性の高い内窓を選ぶことで結露問題を改善できます。
防音が目的だったのに効果がなかった
近所で犬を庭に出している家があり人が通るたびに吠え続ける為、家族のストレスが高まってしまったことから内窓を設け二重窓にしたが、効果がなかったという体験談です。
その他のちょっとした外部からの生活音は聞こえなくなったものの、肝心の犬の吠える声だけは相変わらず生活を脅かしてくるということです。
解決ポイント
防音には、気密性の高い内窓が求められます。音はガラスやサッシだけではなく、隙間からも出入りするからです。隙間は窓と窓枠の間だけではなく、レールと窓、引き戸と引き戸の間からも出入りします。
その為、隙間を生まない熟練した施工技術と隙間を生まない設計の内窓が必要です。加えて、ガラスからの音の出入りを防ぐ為には厚みのあるガラスも必要です。
この体験談のケースでは一般的な内窓が取り付けられていた為、このような結果になってしまったと考えられます。
気密性の高い内窓プラストについての詳しい情報をご確認いただけます。⇓
カーテンがつけられなくなってしまった
キッチンの窓が隣家の窓と向かい合っている為、カーテンを吊り下げていたが、内窓設置後は窓枠の奥行がほぼなくなった為、カーテンが取り付けられなくなってしまったという体験談です。
キッチンの壁はタイルなので釘が打てない為、窓枠の内側にツッパリ棒を取り付けてカーテンを吊っていたそうです。
解決ポイント
複層ガラスやLow-E複層ガラスは透明のガラスの他に、外部からの視線を遮るすりガラスも選べます。外部からの視線が気になる場合には、すりガラスを選ぶと良いでしょう。
ただ、インテリア的にカーテンをつけたいという場合には、窓の両側に粘着タイプの暖簾受けを取り付け、棒を渡してカーテンを吊るという方法もあります。
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>>>内窓にカーテンを取り付けられるように設置する方法
冬は暖かくなったが夏の暑さ対策ができなかった
断熱窓は熱の出入りを防ぐのだから当然夏は冷房の効率が良くなるだろうと考えていたが、思ったほどではなかったという体験談です。遮熱ができるガラスがあることを知らずに断熱タイプのガラスを選んでしまったそうです。
解決ポイント
普通のガラスより複層ガラスの方が太陽熱の侵入を抑えられはするのですが、遮熱タイプには叶いません。遮熱タイプなら日射熱と紫外線を遮るので、室温の上昇と紫外線による内装や家具の褪色と肌の日焼けを防げます。
関連コラム
>>>【新潟の家づくり】窓選びは断熱と遮熱がおすすめ
【失敗ブログ】マンションで内窓を設けて二重窓にする注意点
マンションで内窓を設置する為、複数の業者に見積もりを依頼したところ、工事方法も見積額も異なるため、悩んでいるという体験談です。
マンションの内窓設置は管理規約の確認を
マンションの規約で内窓が許可されている場合、壁に穴をあけるなどの工事を伴わないという条件付きであることが多いです。ところがこの体験談では、初めの業者にダクトを通す穴が内窓に干渉する為、他の業者に依頼してずらした場所に穴を開けなくてはならないと言われたそうです。
見積り金額は4窓で50万円程度ですが、穴あけ業者を別に探さなくてはならず、その費用もどのくらいになるのかはかわかりません。次の業者からはふかし枠で解決できると言われたそうですが、4窓で70万円、高機能の内窓にする場合は100万円の見積りでした。
次の業者は自社で穴あけから内窓設置まではできるが、マンションの許可が出るかどうかわからない上に、ヒビなどのリスクもあると言われたそうです。
解決ポイント
マンションの場合、計画を進めるにあたってまずマンションの管理規約を確認することが重要なポイントです。許可されるのか、されないのか、許可される場合には申請が必要なのかなどをあらかじめ確認しておけば、手順の無駄を省けます。
また、この体験者の方はまだ悩み中ということですが、マンションに限らず、内窓関係のブログの中には業者によって言うことが違い、見積金額にも大きな差があるという内容が多く見受けられます。
この中からリフォームを成功させる業者を選ぶことが大切です。選び方のポイントは現地調査の正確さと的確な提案力、そしてその提案をした理由への説明力です。加えて、口コミなどで地元での評判を調査してみると安心です。
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【ブログで学ぶ】内窓のガラスの種類の選び方
内窓を設けたけれど思ったほどの効果が得られなかったという体験談もあります。考えられる原因には、地域の気候や窓の向いている方角に合うガラスや目的に合わせた種類を選ばなかったということが挙げられます。
断熱性を高めるガラス
温暖な地域では複層ガラスの内窓でも十分に断熱効果が得られますが、寒さの厳しい地域ではLow-E複層ガラス(断熱タイプ)が向いています。
遮熱性を高めるガラス
窓の向いている方角によっては日射によって夏の室温が上昇します。そのような窓にはLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)が向いています。寒さの厳しい地域でも冬は陽射しの暖かさは採り入れるので、断熱性が低下する心配はありません。
防音性を高めるガラス
厚みのあるガラスほど音を通す率が少なくなり防音性が高まります。
視線を遮るすりガラス
すりガラスは不透明になるような加工が施されたガラスで、外部からの視線を遮れます。ただし、濡れると透明になってしまうので、浴室には向きません。浴室には型ガラスがおすすめです。
障子の代わりになる和紙調ガラス
和室に内窓をつけたいが障子をとると外部からの視線が気になる、しかしカーテンはインテリアの雰囲気を損なうので迷っているという体験談もあります。このような場合には、障子のように見える和紙調ガラスの内窓が向いています。
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実際どうなの?内窓で二重窓にするリフォームで使える補助金
2023年度の補助金を使って窓のリフォームをして、費用を大幅に抑えられたという体験談があります。
掃き出し窓3ヵ所、腰高窓5ヵ所、小窓4ヶ所という家中の窓に内窓を設け二重窓にしたリフォームへの補助金は、69万6000円、自己負担額は12万円だったそうです。
今年度は、カバー工法での窓交換への補助額が上がり、内窓への補助額は少し減っていますが、それでも高額な補助金が受けられます。
今年度の補助金の額はこちらからご確認いただけます。
去年申請が間に合わずリフォームをあきらめた人や、去年の補助金で快適な家になった体験談などを見て、今年こそ!と思われている方が多いことと思います。ただ、補助金は上限に達すると申請受付が終了してしまうので、今年も見逃してしまった…ということになりかねません。
寒さや騒音の悩みがある場合には、早めに内窓設置計画を始められることをおすすめします。あちこちから見積もりを出してもらったが何が正解なのかわからない…という場合にもお気軽にご相談ください。
内窓のブログが気になったら地域NO.1 窓屋窓助へ
内窓(二重窓)をはじめとして、窓やガラスの交換などの窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露や騒音など家の中に発生している問題を解決することが第一の目的です。そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓屋窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。

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