玄関引き戸と開き戸の特徴を比較!迷った時の決め方は?
玄関のリフォームでは、玄関引き戸を開き戸にした方が使いやすくなるのか、開き戸を引き戸にした方が良いのか迷われることがあるのではないでしょうか?
引き戸と開き戸にはそれぞれメリットデメリットがあり、玄関の使い方、玄関周りの状況によって、使いやすさが変わります。リフォームに際してどちらにすればよいのか考えていきましょう。
Contents
玄関は引き戸と開き戸どっちがいい?特徴をメリットデメリットで比較
玄関の引き戸と開き戸には、それぞれメリットデメリットがあります。引き戸と開き戸の特徴を比較して、使い勝手が良い点と使い難い点を確認していきましょう。
開き戸のデメリットと比較した際の引き戸のメリット
引き戸には扉が前方にせり出してこないことと、開閉の幅を調整できることによる使いやすさ、そして安全性の高さがあります。
通行しやすい
開き戸の場合、全開放しない限り押さえていないとドアは自動的に閉じてしまいます。大人がバッグを一つ持って出入りする際には、全く気になりません。
ただ、子どもを抱いている・ベビーカーを乗り入れる・車椅子で通行する・荷物をたくさん持っているというような場合には、「ドアを押さえていなくてはならないが、手が塞がっている」という状態になって、通行がし難いです。
引き戸の場合、開放したい幅に合わせて止められるので、手が塞がっていても通行のしやすさが妨げられません。また、大荷物を持っている場合、鍵を開ける際、引き戸の前にいったん荷物を置いて引き戸を開け、ちょうどいい幅に止められるので、鍵の開閉も楽です。
開き戸であれば、ドアの前に荷物を置いてしまうと、鍵を開けても、荷物を再び持たないとドアを開けられません。
玄関前のスペースをゆったり使える
開き戸の場合、扉を開いた時に備えて玄関ドアの前方は、開けておかなくてはなりません。一方、引き戸の場合は、横にすべらせて開放するので、引き戸の前方のスペースには植物の鉢や傘立てなどを置いても、開閉の邪魔になりません。
子どもの事故のリスクが少ない
強風時にドアが煽られてバタンと閉まるなどの危険が引き戸にはありません。大人であれば避けられる事故でも、子どもは指を挟んでしまったりする恐れがあります。また、外出時、先に出た子どもがドアの前に立っていたりすると、中にいる家族がドアを開けた時に、ぶつかってしまうこともあるかもしれません。
開き戸のメリットと比較した時の引き戸のデメリット
開き戸には断熱性・気密性と防犯性の高さ、デザインや色の豊富さ、間口の横に壁がなくても設けられるという良さがあります。
断熱性・気密性が低い
従来の引き戸には、断熱性のない板ガラスが使われ、格子とガラス部分は組み立てられていました。その為、ガラス面を通して大量の熱が出入りし、その熱が夏は玄関内を暑くし、冬は寒くしていました、
さらにガラスと格子の間から冬は冷気が侵入し、暖房の熱が逃げていく為、引き戸の玄関は、ドアの玄関より寒いと言われていました。
ただ、現在は引き戸のガラスには断熱ガラスが使われていることに加え、遮熱タイプのLow-E複層ガラスにすれば、西日の暑さも遮断できます。また、YKKAPの玄関引き戸は全面ガラス構造なので、格子とガラスの間に隙間がなく、隙間からの冷気の侵入も抑えられます。
防犯性が低い
従来の引き戸には開き戸と比較すると、簡易な鍵が取り付けられていました。その為、玄関ドアと比較すると防犯性が低かったことは確かです。ただ、近年は防犯性の高い玄関引き戸が開発され、玄関ドアと同等の防犯性を備える玄関引き戸になってきています。
ただ、風を通すという点に関しては、開き戸ほどの安心感はありません。玄関ドアには、鍵をかけたままドア本体に取り付けられている通風用の窓を開けて、風を採り入れられるタイプがあります。
一方、引き戸の場合には、開ける幅を調整して網戸にするという方法で風を採り入れます。この方法は、引き戸のメリットでもあるのですが、防犯という観点から考えると、デメリットにもなってしまいます。
間取りや家族の家での過ごし方にもよりますが、玄関からの風を採り込む時間帯には、必ず玄関が視界に入る位置に家族がいるという状況であれば、問題ありません。ただ、網戸にしているのに、玄関が見える場所に家族がいない、例えば2階で昼寝をしているというような場合には、不審者に侵入される恐れがあります。
開き戸よりデザインや色揃えが少ない
近年は和風住宅だけではなく、モダンな住宅や洋風住宅にも調和するよう、引き戸にも複数の色やデザインが取り揃えられていますが、開き戸と比較すると選択肢は少ないです。ただ、デザイン性のグレードが高いので、現在の住宅の外観に調和する色と、デザインの玄関引き戸は必ず見つけられます。
リフォーム時に交換の制限がある
開き戸には、同じ間口でも複数の枠タイプがあり、使い勝手に合わせて枠タイプを変更できますが、引き戸への交換をする場合には、開き戸の間口に合う枠タイプしか選べません。また、片開きドアを引き戸にする為には、壁の横に幅が必要です。
玄関引き戸と開き戸の選び方は?迷った時の注意点
リフォームの場合、玄関を引き戸と開き戸のどちらが良いのか考える際には、まず初めに玄関の間口と玄関の開口部の横の壁の幅を確認する必要があります。引き戸から開き戸、開き戸から引き戸にする場合、新築での引き戸・開き戸選びとは違い、選択肢に制限があるからです。
間口の幅や間口の横の壁の幅を確認する
引き戸から開き戸にできないケースには、4枚建てと片開きドアがあります。4枚建て引き戸から開き戸にする場合は、壁を増設する工事が必要になるので、大掛かりな工事になり費用が嵩みます。よほどの事情がない限りこのようなリフォームは行われません。
片開きドアから引き戸にする場合は、壁を壊さなくてはならないので、やはり大掛かりな工事になり、費用も嵩みます。ただ、この場合、玄関ドアの横の壁に引き戸を引き込むだけの幅があれば、壁を壊さずにスライディングドアには交換できます。
スマートキーを取り付けられない
YKKAPの玄関引き戸には、スマートキーが取り付けできません。スマートキーの玄関にしたい場合には、開き戸を選ぶ必要があります。
新潟では寒波によるトラブルのリスクがある
玄関引き戸の下枠が寒波で凍結してしまうと、開閉ができなくなってしまいます。そのまま、開閉すると故障してしまう恐れもあるので、ぬるま湯をかけるなどの対処が必要です。
寒波によるトラブルを回避する為には風除室が役立ちます。
風除室について詳しくはこちらからご覧いただけます。
>>>玄関まわりや物干し場として囲う風除室。吹き込む雨や雪、風を防ぎます。
玄関の開き戸から引き戸・引き戸から開き戸への交換事例
新潟での開き戸から引き戸・引き戸から開き戸への交換をしたリフォーム事例をご紹介します。
長岡市 開き戸から引き戸の交換
before
after
アウトセット玄関引戸という片引き込み戸に交換しました。玄関ドアの使い勝手を良くする為に引き戸へのリフォームを希望されていらっしゃいました。今回は親子ドアからの交換でしたので、袖付き2枚連動引き戸を採用しました、
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長岡市 玄関ドアから引戸へリフォーム
アウトセット引き戸とは?
間口幅に合わせて3種類の形態から選べます。今ある玄関ドアが片袖ドアであれば、2枚連動引込み戸、袖付片引込み戸にかえることで出入間口幅を広くすることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
長岡市 引き戸から開き戸の交換
before
after
隙間風が気になっていた玄関引戸を玄関の形に合わせ、出入りのしやすい両開きドアに交換しました。玄関ドアならスマートコントロールキーが使えることもお喜び頂けました。
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長岡市 玄関ドア交換工事~引戸をドアへ交換!
玄関引き戸と開き戸の交換費用を比較シミュレーション
玄関引き戸は同じ間口の玄関ドアと比較すると費用が少し高めですが、全て断熱タイプです。
玄関ドアはデザインが豊富なことに加え、枠タイプと断熱・通風という機能の選び方で製品価格が変わる為、工事費込み交換費用にも幅があります。
交換方法 | 工事費込み費用 |
親子ドア・袖付きドアから親子ドア・袖付きドア | 26~48万円 |
親子ドア・袖付きドアからアウトセット引き戸 | 40万~48万 |
2枚建て引き戸から2枚建て引き戸 | 32~35万円 |
2枚建て引き戸から両開きドア | 31~43万円 |
引き戸と開き戸のどちらにしたら良いのか…と迷われた際には、玄関の間口と間口の横の壁の幅などの状況を確認することと、日常生活での玄関の出入りで感じている使い勝手の悪さ、もし変更したらどのような使い勝手になるのかをシミュレーションしてみることが役立ちます。
ただ一長一短な部分が多いので、どちらがいいのか、決めかねることもあると思います。そのような時にはお気軽にご相談ください。
新潟の玄関引き戸・開き戸のリフォームは地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は玄関のリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で窓のリフォームを承っております。
玄関引き戸や開き戸のリフォームでは、断熱性を高める・使い勝手を良くする・不具合を直すなど、玄関の問題を解決することが第一の目的です。そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓屋窓助が叶える玄関引き戸や開き戸の交換リフォームは、気持ち良く玄関のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。