玄関ドア交換のリフォーム費用はどれくらい？種類別に価格の違いと事例も解説
玄関ドアを交換するリフォームの費用相場は30万円から60万円です。30万円もの幅がある理由は、開き方タイプ、機能性、スマートキーなどのオプションの有無による製品価格の違いです。
玄関ドア交換の費用を抑えるコツは適正な製品価格と工事費、補助金の活用です。種類別に費用相場を確認すると共に、価格帯別の施工事例を見ていきましょう。
玄関ドアの種類別費用相場
玄関ドア交換のリフォーム費用は、玄関ドアの製品価格と取り付け工事費です。どちらも玄関ドアの開き方タイプによって費用が変わります。
玄関ドアの開き方タイプの種類
玄関ドアには6つの開き方タイプがあります。そのうち、最も幅が狭いドアは片開きドア、中間が片袖ドアと親子ドア、最も幅の広いドアが両袖ドア、袖付き親子ドア、両開きドアです。
幅が広くなるほど価格が上がっていきます。また、同じ幅でも片袖ドアより親子ドア、両袖ドアより両開きドア、袖付き親子ドアというように、扉の数が増えると価格が上がります。
片開きドア
扉1枚だけのシンプルな玄関ドアです。
価格帯は13万～39万円です。
親子ドア
親扉と子扉で構成されている玄関ドアです。交換の際に袖付きに変更できます。
価格帯は19万～49万円です。
片袖ドア
扉と袖で構成されている玄関ドアです。交換の際に親子ドアに変更できます。
価格帯は15万～32万円です。
袖付き親子ドア
袖と親子ドアで構成されている玄関ドアです。交換の際に両袖ドア、又は両開きドアに変更できます。
価格帯は22万～41万円です。
両袖ドア
扉の両側に袖がある玄関ドアです。交換の際に袖付き親子ドア、又は両開きドアに変更できます。
価格帯は17万～36万円です。
両開きドア
左右対称の扉で構成されている玄関ドアです。交換の際に両袖ドア、又は袖付き親子ドアに変更できます。
価格帯は20万～40万円です。
機能性
同じ開き方タイプであっても価格が違う理由は玄関ドアの機能性です。
防火戸
最も価格が高い玄関ドアは防火ドアです。防火地域、準防火地域にある住宅には、延焼を防ぎ避難経路を確保する為、建築基準法において設置が義務付けられています。
詳しくはこちらからご覧いただけます。
＞＞＞YKKAP株式会社 法令・制度 防火設備のご案内
具体的に防火戸の価格を同じ製品名で比較してみると、ドアリモFO3という型番の片開きドアは、16万3,900ですが、同じ型番で防火戸タイプになると29万8,650円と倍近く上がります。
断熱ドア
断熱ドアはドア本体に断熱材が充填されているドアを指し、玄関内の寒さを解決する働きをします。断熱性の有無によって製品価格が変わります。
片開きドアで非断熱ドアの価格帯は13万～24万円、断熱ドアは16万～29万円です。
通風機能
ドアをロックしたまま風を採り入れられる通風機構のついたドアで、玄関内はもちろん、家中の換気を良くする働きをします。
片開きドアで通風できない断熱ドアは16万～29万円、通風できる断熱ドアは18万～28万円です。
オプション
標準以外のデザインのハンドルや、より高い断熱仕様にしたい場合は、オプションで変更できます。
ハンドル
ハンドルには標準デザイン3種類(2色)、オプションには3デザイン(2色)があります。
標準のデザイン
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オプションのデザイン
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オプションのハンドルは4,400円です。
断熱仕様
YKKAPの玄関ドアの断熱仕様は2種類あります。
D4仕様
標準の断熱仕様です。断熱構造のドアに複層ガラスが組み込まれています。
D2仕様
寒さが厳しい地域にも適応する断熱仕様です。ドア本体だけではなく、枠部分も断熱されている他、複層ガラスより断熱性が高いLow-E複層ガラスが組み込まれています。オプション料金は3万6，850円です。新潟の住宅にはこちらの仕様がおすすめです。
スマートキー
YKKAPのスマートキーにはリモコンキーとタグキーがあります。
ポケットキー
リモコンキーとタグキーの両方が使えます。リモコンキーはバッグやポケットに入れておくと、取り出さなくてもドアハンドルのボタンを押すだけで玄関ドアを施解錠できるスマートキーです。
タグキーは従来のカードキーのように、ドアハンドルのボタンにかざして施解錠するスマートキーです。リモコンキーと同じように非常用手動キーが内蔵されているので、カードキーのように破損や磁気不良で施解錠できなくなる心配がありません。
オプション料金は（リモコンキー2個+タグキー3個+スマホ認証+非常用キー5本）6万6,000円です。
ピタットキー
タグキーを使います。ポケットキーと同じように、専用のアプリがインストールされているスマートフォンを鍵として使うこともできます。
オプション料金 （タグキー3個+スマホ認証+子鍵2本+非常用キー3本）3万4,650円です。
価格帯別玄関ドアの交換施工事例
玄関ドア交換の施工事例をご紹介します。
20万円台で片開きドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【長岡市の施工実例】YKKAPドアリモ 断熱性を向上させる玄関リフォーム
ランマにきれいなステンドグラス調のガラスが使われた木製玄関ドアからの交換事例です。高級感がありドア本体の断熱性は十分だったのですが、ランマが断熱性を低くしていました。
断熱性を高める為には、ランマを含めガラス部分をなくすことが効果的です。ただ、その分陽射しは入らなくなるので、玄関内は暗くなってしまいます。
今回は断熱性を高めることがリフォームの目的でしたので、採光性がなくなることをお伝えした上で、ランマもガラス部分もない断熱性の高い玄関ドアをお選びいただきました。
30万円台で片開きドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【新潟市の施工実例】YKKAPドアリモ玄関ドア 木製ドアから断熱ドアへリフォーム
高級な木製玄関ドアの塗装の剥げや部品の劣化を解決する目的で交換した事例です。玄関周りの印象を変えないよう、木製玄関のように見える木目の美しいドアを取り付けました。
また、もともとお使いの木製玄関ドアは断熱性が高かったので、交換後に玄関内の暖かさを損なうことがないよう、断熱仕様のドアをお選びいただきました。
30万円台で親子ランマ付きドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【燕市の施工実例】YKKAPドアリモ リニューアルされた新デザイン
断熱性のないアルミ玄関ドアから断熱ドアに交換した事例です。袖の幅を狭くして親扉の幅を増やし、通行の幅を拡げました。親扉の幅を拡げた分、ランマを最小限にして見た目のバランスを調整しました。
今回お選びいただいた新デザインの玄関ドアは枠と扉が同系色ですっきりした印象です。
30万円台で両開きランマ付きドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞新潟市 玄関引戸から玄関ドアへの交換
引き戸から玄関ドアに交換した事例です。引き戸から玄関ドアへもカバー工法で交換できます。段差をなくすために下枠撤去のハツリ工事と組み合わせますが、1日で新しい玄関ドアに交換できます。
40万円台で片袖ドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【柏崎市の施工実例】YKKAPドアリモ お家の雰囲気が変わる玄関ドアのリフォーム
リフォームで一新したレンガ調の外壁に合わせて、アルミドアから木目調の玄関ドアに交換した事例です。玄関周りの雰囲気がより良くなったことに加え、スマートキーも同時に取り付けて、便利な玄関になりました。
40万円台で親子ドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【新潟市の施工実例】YKKAPドアリモ 面材の劣化が進んだ玄関ドアの交換
白サビや褪色で見栄えが悪くなってしまったアルミの玄関ドアを木目調でロックしたまま採風できるデザインのドアに交換した事例です。
50万円台で親子ドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【上越市の施工実例】YKKAPドアリモ 冬の寒さに困っていた玄関を断熱化
冬になると玄関が寒く結露も発生するという問題を解決する為、非断熱のアルミ玄関ドアから断熱性が高いガラスのないデザインの玄関ドアに交換した事例です。
ガラスのないデザインは採光や採風ができませんが、ランマや袖ガラス、窓のあるデザインより高い断熱性を得らえます。
50万円台で袖付き親子ドアに交換した事例
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞【三条市の施工実例】YKKAPドアリモ 玄関引戸を玄関ドアへリフォーム
玄関引戸から袖付き親子ドアに交換した事例です。アルミ製でガラス部分が多い格子の玄関引戸だったので、冬の寒さを解決する為、断熱玄関ドアをご採用頂きました。
木目調カラーで外壁にも自然に馴染みました。玄関引き戸には取り付けできないスマートキーもお使いただけます。
玄関ドア交換の費用を抑えるコツ
玄関ドアのリフォーム費用は製品価格と工事費です。その両方を抑えることと、補助金を活用することが玄関ドア交換の費用を抑えるコツです。
適正価格の業者を選ぶ
玄関ドアの製品価格は施工する業者によって変わります。玄関ドアの施工実績が豊富な会社ほど製品価格が抑えられていますので、相見積もりをして適正な価格が提示されている会社を選びましょう。
カバー工法で工事をする
玄関ドアを交換する工事にはカバー工法とはつり工法があります。カバー工法は今ある玄関枠を利用して新しい玄関ドアに交換する方法、はつり工法は壁に埋め込まれている玄関枠を撤去して枠を作り直し、新しい玄関ドアを取り付ける方法です。
カバー工法は壁を壊さないので工事費が抑えられ10～15万円程度ですが、はつり工法は壁を壊すので、数十万円がかかります。
カバー工法は工期が1日ですむという良さもある為、間口を広げたいというような特別な希望がある場合以外、玄関ドア交換にはほとんどカバー工法が採用されます。
補助金
玄関ドアだけでは補助金は申請できませんが、小窓ひとつだけでも組み合わせると、国が断熱改修を支援する先進的窓リノベ事業の補助金を申請できます。補助金を利用することで玄関ドアの交換費用を抑えられます。
補助金について詳しくはこちらからご覧いただけます。⇓
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