窓サッシの交換|結露も防音も解決できる!?

窓サッシが腐食したり、劣化して開閉しにくいから窓サッシの交換を考えていますか?それとも結露や寒さ対策、防音したいから窓サッシを交換したいのでしょうか。

窓サッシだけの交換は、費用も比較的安いですが、サッシだけでは結露などの対策には不十分です。だからこそサッシの素材に注目し、その上で窓そのものにも着目してください。

 

窓サッシの交換費用の相場

何かものを交換したりする場合、費用が発生しますから、お財布事情と相談しながら考えていかなければなりません。相場もざっと把握しておきましょう。
基本的な費用の計算は、「一窓あたり(2枚一組)の単価×窓の数+工事費」です。

しかし、窓サッシの交換の費用の相場は、約5万円〜となっていますが、実は非常に幅があります。

費用に幅がある理由は、窓サッシの素材、工事の仕方、工務店によって異なるからです。

 

窓サッシの素材

窓サッシの素材は、「アルミ」「樹脂」「アルミ+樹脂(複合)」「木製」があります。

 

アルミ

アルミは、一般的に使われているもので、耐候性や防火性も高く、軽くて丈夫というメリットがあります。一方で、熱が伝わりやすいという性質があり、外の熱(暑い・寒い)を室内へ伝えてしまいます。
つまり、寒さ対策や結露対策をしたいと考えるなら、まずアルミサッシは向いていません。

 

樹脂

樹脂は、世界的に使用されています。熱を伝えにくく、断熱性を求めるなら、ピッタリです。

熱を伝える量は、アルミに比べ約1000分の1だからです。

樹脂のデメリットとして、重さと耐久性がよく挙げられますが、技術が向上していることでアルミには劣りますが、軽量化されてきています。耐久性では、約30年もつという実験結果もありますので、安心して使用できるかと思います。

参考:YKKAP 強くて長持ち、やっぱり樹脂窓

 

アルミ+樹脂(複合)

アルミ複合窓とよばれているタイプです。室外側をアルミ、室内側を樹脂製のサッシで構成されています。

本体価格を下げるメリットもありますし、雨風にさらされ、劣化しやすい外側を耐候性のあるものにして家を守ることができます。

数は少ないですが、アルミ+木材、スチール+樹脂の複合サッシもあります。

 

木製

木製は、何と言っても風合い・質感がステキですね。

ただし、雨風で腐食しやすく、製品化されているものは、劣化・腐食に強くなるように様々な工夫がされています。

 

工事の仕方

窓サッシを交換する場合、一般的には1日で工事が完了する「カバー工法」で行われます。

「カバー工法」とは、外壁に食い込んでいるサッシ枠をそのまま残して、その上に新しいサッシ枠をかぶせる方法です。

 

ただし、既存サッシの状態がよくない場合は、壁を壊しておこなう「ハツリ工法」で工事をすることになり、大掛かりな工事となります。
そのため、費用がかさみ、50万円前後になる場合があります。

 

工務店

出張費や人件費といった費用も含まれますが、工務店が設定している費用によって変わります。

キャンペーンなどを利用することで、費用を少しでも抑えることができます。また行政の補助金利用のための登録を行なっていれば、補助金を利用して工事を依頼することもできます。

キャンペーンや補助金が利用できるかを工務店選びの際に調べてみるといいでしょう。

 

まずは専門店に相談

窓サッシの交換となると、開け閉めがしにくいといった理由が考えられます。その場合、部品(戸車・ビート)交換で対応できる場合も考えられます。

まずは状況を見てもらい、アドバイスを求めることがいいでしょう。

ですが、交換の機会に寒さ対策や結露対策、防音を考え、1年中快適な生活が送れるように、新しいサッシにすることも考えましょう。

 

窓サッシの交換をするならガラスも考えよう

窓サッシのみの交換であれば、費用は安くなりますが、断熱効果や防音効果を考えた場合、窓で大きな面積を占めているガラス部分を効果のあるものに変えないともったいないです。

 

ガラスの種類

断熱効果や防音効果をえるには、ペアガラスやトリプルガラスといったガラスが相応しいです。ただし、ペアガラスやトリブルガラスでも断熱性能には違いが出てきます。

 

ペアガラス

複層ガラスともいわれています。2枚のガラスを空気層をはさんでつくられているガラスのことです。

Low-Eペアガラス

一つ上のペアガラスのものに、Low-E膜という特殊な金属膜を窓ガラスにほどこしたタイプのガラスです。
ペアガラスよりも断熱性能・防音性能が高くなります。ただし、断熱タイプと遮熱タイプの2種類があり、使用する部屋に合わせて選ぶとよいでしょう。

 

 

トリプルガラス

名前のとおり、ガラスが3枚使用されているタイプのガラスです。ガラスとガラスの間に2つの空気層ができるため、ペアガラスに比べ、性能が高くなります。

トリプルガラス

 

真空ガラス スペーシア

商品名ですが、ガラスの中では最強といわれているガラスです。

Low-E膜のペアガラスが使われているのですが、ガラスとガラスの間の空気層が「真空」になっています。真空になっていることで、空気があることで伝わる熱や音をとめてしまうからです。

 

サッシとガラスを組み合わせる

性能が高いサッシとガラスを組み合わせることで、お互いの機能をさらに向上させ、室内をより快適な空間に変えてくれます。

もちろん、「樹脂サッシ+真空スペーシア」がベストなコンビネーションかと思いますが、お財布の紐が固くなってしまうかもしれません。

だからこそ、「アルミ複合サッシ+Low-E膜ペアガラス」の選択肢を考えてみたり、他の選択肢がないのかもプロに相談しましょう。

少なくとも、ペアガラスではなく、Low-E膜ペアガラスにすることから考えてください。

内窓を取り付けもおすすめ

プラマードU リビングの掃き出し窓

窓サッシの交換だけから、窓そのものの交換するリフォームを考えるようになったら、もう一つ窓リフォームの方法も検討しましょう。

その窓リフォームの方法とは、内窓を取り付け、二重窓化することです。

YKKAPマドリモ窓交換

既存の窓はそのままで、室内側に新しい窓を取り付けます。1カ所あたり40分から60分程度の施工時間ですし、大掛かりな工事ではありません。しかも断熱効果・防音効果もしっかりと備わった窓を取り付けることになりますので、1年中快適に過ごせます。

断熱効果が高いと、寒さ対策になるだけではなく、結露・カビの抑制、ヒートショックが起こるリスクを減らす、省エネでエコな生活ができるようにもなります。

■内窓について詳しく知りたい方は、合わせてこちらもお読みください

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■窓屋窓助がおすすめするコスパがいい内窓 YKKAPのプラマードU

■窓屋窓助がおすすめする最強の内窓 大信工業のPLAST(プラスト)

まとめ

窓サッシの交換のみを検討していたかもしれませんが、窓の交換や内窓を取り付けるというリフォームと話が大きくなり、目まぐるしい情報だったかもしれません。
ですが、窓サッシの交換を考えている今だからこそ、窓の性能の大切さを知り、どうすべきかを考えてほしいと思います。

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。

窓リフォームの施工事例

監修者情報

窓屋窓助編集部

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