引き戸玄関ドアリフォーム|引き戸にする?ドアにする?

引き戸玄関リフォーム

玄関が引き戸であることは、近年珍しいことですが、昭和時代に建てられた住宅では引き戸が採用されることが多く、劣化などの理由により、まさに今リフォームを検討される方が増えています。

実は引き戸は、リフォーム時に引き戸のままにすることも、ドアに変えることもどちらでもできます。

ドアにすることができると分かれば、選択肢が増えますが、どう考え選べばよいか分からなくなることでしょう。

今回は、引き戸のメリット・デメリット、ドアのメリット・デメリットをお伝えし、納得して引き戸玄関リフォームができるようにお伝えします。

 

引き戸の玄関をリフォームするなら

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引き戸は、ドアよりも横幅が広いため、サイズの問題が発生します。しかし、ドアの種類が非常に豊富で、幅広のタイプがあり、サイズの問題も解決してくれます。

ですから、引き戸をリフォームする際は、引き戸→引き戸、引き戸→ドアにすることができます。

では引き戸・ドアのそれぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。

 

引き戸のメリット・デメリット

学校や病院などに採用されることが多いのは、引き戸です。引き戸には引き戸ならではのよさがあるからです。

引き戸のメリット

■開け閉めが簡単

■静かに閉めることができる

■スペースが広く使える

■荷物の出し入れが楽

■開閉時の幅の調整ができる

 

開け閉めが簡単

横にスライドさせるだけで、簡単に開け閉めができます。よほど重い引き戸でない限り、大きな力はいりません。

両手が荷物で塞がっているとき、抱っこ紐でお子様を抱えているとき、ベビーカーや車椅子があるときは、簡単に開けられることで、余計なストレスを抱えることがありません。

 

静かに閉めることができる

多少のガラガラガラという音がする可能性がありますが、ゆっくり閉めることができるため、静かに閉めることができます。

お子様が寝た後に帰宅しても、起こす心配が少なくなります。

 

スペースが広く使える

ドアの場合、前後に開閉することになりますので、開けた分、ドアのスペースが狭くなります。

一方引き戸の場合は、横に移動するため、引き戸を境にした前後のスペースはそのまま広く使えます。

下の画像で比べると分かりやすいかと思います。

荷物の出し入れが楽

荷物が一つの場合、手に持ったまま入るため、実感しにくいと思いますが、荷物の個数が多い場合、出たり入ったりを繰り返さなければなりません。

引き戸の場合、引き戸を開けたまま何度も出入りすることができます。しかしドアであれば、ドアストッパーをしないと開け閉めを繰り返して出入りすることになります。

地味に面倒な作業を省くことができるため、まとめ買いをする方には引き戸が合っていると思います。

 

開閉時の幅の調整ができる

引き戸の開閉は、人のコントロール一つです。自動的に閉まることはありません。だからこそ、大きく開けることもできれば、人が通る分の幅だけ開けることもできます。

また必要に応じて風通しをよくするために開けっ放しにしたい時には便利です。昨今の時世では防犯を考えると開けっ放しにはしたくはないですが。

 

引き戸のデメリット

■開けたら開けっ放し

■レール上の掃除が手間

■断熱性がドアよりも劣る

 

開けたら開けっ放し

開けたら、開けっ放しになるという機能は、荷物の出し入れが楽というメリットがあります。しかし一方で開けっ放しになることは、防犯上よくありません。

お子様がいるご家庭の場合は要注意です。お子様が最後に室内に入ってきて、引き戸を閉めているだろうと考えますが、開けっ放しになったまま!とヒヤリとすることがあるからです。

 

レール上の掃除が手間

引き戸は横にスライドさせて開閉するため、レールが必要になります。レール部の溝は2つ・3つとあるため、一つ一つ掃除する場合、手間がかかります。

玄関ですから、ほこりよりも砂利がたまりやすく、掃除機で吸って掃除をすることも難しいです。どうしてもブラシなど手作業で掃除になるため、手間がかかってしまいます。

(掃除の方法はYKKAP お手入れガイドブックを参照してください)

 

断熱性がドアよりも劣る

玄関の引き戸の多くは、ガラスが多く使われています。ガラスは熱を伝えやすく、冬は玄関が寒くなります。

だからこそ、複層ガラスや断熱性能のあるガラスでつくられた引き戸にリフォームされることをおすすめします。

 

■どんな引き戸があるの?

おすすめメーカーはYKKAPです。デザインやカラーバリーションが豊富です。

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ドアのメリット・デメリット

ドアは、デザインの豊富さが魅力です。他にどんなメリットがあるのか、デメリットが何かみていきましょう。

 

ドアのメリット

■デザインが豊富

■断熱性・気密性が高い

■自動で閉まる

 

デザインが豊富

ドアは、木製からステンレス製まで素材が多い上に、取手、窓一つにおいてもデザインが非常に多くあります。

あれもいい、これもいいと目移りしてしまいますが、選ぶ楽しさがあります。

 

断熱性・気密性が高い

引き戸と比較すると、構造上、隙間ができにくく、断熱性も気密性も高いです。玄関の寒さを改善させたいと一番に考えているなら、ドアがおすすめです。

 

自動で閉まる

ドアはバネの力を使って前後に開く構造です。バネは伸びたら勝手に縮みますから、ドアも同様に勝手に閉まってくれます。

防犯面を考えると、開けっ放しになるよりずっと安全性が高まります。

 

ドアのデメリット

■デッドスペースが発生する

■ベビーカーや車椅子の出入りが大変

引き戸のメリットでお伝えしたことと、反対の内容ですね。

ドアを開けたときに、室内側にはデッドスペースが発生します。掃除の際も開けて掃除して、閉めて掃除をすることになりますし、「この幅が・・・」とデッドスペースがもったいないと感じることもあります。

 

またベビーカーや車椅子で出入りする際、片手でベビーカーを持って開け、ドアを背で支えながら室内に入ることになります。地味ながら面倒な作業ですから、ちょっとしたストレスになります。

 

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玄関ドアをリフォームする際の注意点

ドアリモ断熱ドア玄関をリフォームする際は、引き戸にせよ、ドアにせよ、デザインだけで考えるより、他のことにも目を向けましょう。

■サイズ

■断熱性能

■鍵や採光、通風などの機能

■生活スタイル

 

サイズ

引き戸からドアにする場合、壁を壊さずにリフォームする場合、ドアの種類が限定されます。幅(間口)を変えると大掛かりな工事となり、費用も期間もかかってしまいます。

 

そのため、幅を変えずに一般的に引き戸からドアに変える場合、「両袖ドア」「片袖親子ドア」「両開きドア」というタイプの玄関ドアが選ばれます。

玄関ドアの枠タイプ2

 

断熱性能

家の断熱性能を高めることは、寒さ対策だけでなく、省エネや結露・カビの抑制、健康を守ることになります。

断熱は、壁よりも開口部である窓や玄関で対策する方が断然効果があります。

引き戸もドアも共に、断熱性能がある製品が多くありますので、リフォームをするこのチャンスに合わせて考えましょう。

■断熱について詳しく知りたい方は、合わせてこちらもお読みください

コラム   断熱リフォーム|開口部をリフォームするだけでも効果あり

 

鍵や採光、通風などの機能

ドアを一つ選ぶといっても、オプションで鍵をスマートキーにすることができます。

鍵が自動で開閉することは、両手が塞がっているときに助かりますし、防犯にも有効です。

玄関が暗いのであれば、採光窓がついたタイプのもの、風通しであれば通風ができるタイプのものがあります。

玄関は、家の印象を決めるといっても過言ではありませんから、デザインを優先しがちですが、「機能性」を考えることも重要です。

■スマートキーについて詳しく知りたい方は、合わせてこちらもお読みください

コラム   スマートキーが使える玄関にしたい

 

生活スタイル

小さなお子様がいる、車椅子を利用している、もしくは利用する可能性があるといった場合、引き戸の方が利便性が高いです。

子どもはすぐに大きくなるし、防犯や断熱を重要視して省エネもと考えるとドアの方が合っています。

 

まとめ

引き戸からドアにも変えられることは、引き戸→引き戸という固定概念にとらわれることなく、リフォームについて考えることができます。

ぜひ引き戸とドアのメリット・デメリットを理解してから、納得のいくリフォームをしてください。

 

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。

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監修者情報

窓屋窓助編集部

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