築古アパートの空室対策に効果的!玄関ドアと窓の断熱リフォーム
築古アパートのオーナーにとって、空室リスクは大きな悩みの一つです。立地や家賃だけでは差別化が難しい今、「快適さ」と「安心感」を備えた物件づくりが入居率アップの鍵となります。
特に効果的なのが、玄関ドアと窓の断熱リフォームです。寒さ・暑さ・結露を解消し、防犯性や外観の印象も改善できるため、築古アパートの空室対策と退去防止の両面で高い効果を発揮します。
Contents
築古アパートの空室対策に有効なリフォームの考え方
空き室が埋まらない、退去者が出てしまったというような状況になる前にしたいことは、所有されるアパートの居住対象者層にあう環境の部屋にすることです。
どのような居住象者に向いているアパートなのかを明確にすることが空き室対策に役立ちます。
新築アパートの場合は、どのような層を居住者としてターゲットにするかということを基本に立地を含めて建築計画を進めますが、築古ではある程度条件が定まっています。
その為、立地条件やアパートの全体的な造りから、居住者となってもらえる層は定まっていると思います。
その対象者と予算に合わせて最適な空き室対策を選択していくことが大切です。
駅からは遠いが床面積は広めなら住宅設備機器の交換リフォーム
郊外のアパートで家族向けに人気があるタイプです。お子さま中心の生活をされているご家族が多いので、食事や入浴の利便性と快適さが住みやすさに繋がります。
毎日のお弁当からご家族の食事の支度までをこなされる仕事を持つ主婦にとっては、効率良く作業ができるキッチンが家事の時短に繋がります。
また、清潔できれいな浴室は、子どもがお風呂好きになるので、入浴させる手間が省けます。
施工会社にもよりますが、一般的にキッチン、浴室、洗面所、トイレといった水回りをまとめてリフォームすると、個別にするよりも費用を抑えられることが多いです。
駅が近いワンルームなら内装をおしゃれにするリフォーム
駅近のこじんまりした賃貸住宅は、単身者や共働きの若いご夫婦に好まれます。帰宅が遅く、外食が多いというライフスタイルの人に対して、自宅で寛げる好みに合った空間の賃貸住宅は、内覧時の好印象を生み出します。
この場合、内装の一新だけするリフォームと、間取り変更まで含むリフォームがあり、間取り変更までを含むと予算が大幅に嵩みます。
全ての居住者に共通するリフォームは利便性向上とセキュリティ対策強化
ご家族向けであっても単身者や若いご夫婦向けであっても、共通して求められることは、利便性向上とセキュリティ対策の強化です。
宅配ボックスを取り付ける
セキュリティ対策とも繋がるのですが、宅急便をいつでも安全に受け取れる宅配ボックスは、近年の生活には欠かせない存在ですので、アピールポイントのひとつにできます。
インターネット環境を整える
現代の生活でインターネットと繋がる生活をしている人がほとんどです。ただ、アパートに入居して一からインターネットの手続きをするのは手間がかかります。
その為、インターネット回線や無料Wi-Fiが提供されることも、居住者の利便性の向上に繋がります。特に近隣に競合物件が多い場合には、プラスα的なアピールポイントが多い方が有利です。
セキュリティ対策の強化
近年、国内で凶悪犯罪が増加していることから、どのような居住者に対しても安全を守る対策が必須になってきています。防犯カメラや鍵の強化など、アパートの立地条件に合わせたセキュリティ対策が必要です。
上記の方法に加え、アパートの空き室対策には玄関ドアと窓のリフォームが効果的です。詳しく知りたいと思われたらお気軽にお問い合わせください。
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退去防止にもつながる窓の断熱リフォーム
築古アパートで居住者様が困っている問題を解決することが、退去防止対策には最重要課題です。居住者様が困っている問題の中で、多く見られる問題は、冬の寒さと結露、そして夏の暑さです。
分譲マンションであれば、規約で許可になっていれば個人で断熱改修をして問題を解決できますが、賃貸ではできません。
ただし、アパートの所有者様であれば、築古アパートの空き室+退去防止対策として行うことができます。窓のリフォームは、寒さと結露、暑さの問題を解決するとともに、二重窓であれば犯罪抑止効果も生み出します。
寒さと結露、暑さの問題を解決
人間にとって、最適な温熱環境は快適で健康な生活の為には欠かせません。どんなにおしゃれな内装で、便利であっても、夏は涼しく冬は暖かく過ごせる環境でなくては、暮らしやすい住環境にはならないからです。
立地条件も、広さや利便性も家族の暮らしにあってはいるけれど、冬の寒さと結露、夏の暑さは莫大な電気代を使っても解決しないという状況では退去を考える人も出てきます。
この問題の解決には、温熱環境を向上させることが最適です。特に戸建て住宅と違い、窓が少ないアパートや集合住宅では、窓の断熱改修が向いています。高い効果があることに加え、費用を抑えられるからです。
窓の断熱リフォームには、窓交換と内窓設置があります。断熱効果はどちらも同じですが、工事の方法と費用、プラスα効果に違いがあります。
カバー工法でする窓交換
サッシごと窓を交換するリフォームです。カバー工法ですれば、ひと窓1時間程度で工事が完了します。
カバー工法とは、今ある窓枠の上に新しい窓枠を被せ、新しい窓を取り付ける工時です。従来のはつり工法と比較すると、壁を壊さないで窓を交換できるため、工期も費用も抑えられます。
戸数の多いアパートでも居住者様に負担をかけずに短期間で断熱改修ができ、開け閉めの手間が増える二重窓と違い、使い勝手は今までと同じです。気密性が向上するので、防音性も向上します。
新潟エリアのYKK APマドリモ窓交換費用(製品価格+工事費)
窓の種類 |
中(腰高窓サイズ) | 大(掃き出し窓サイズ) |
複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ | 約13万円~20万円 | 約15万円~22万円 |
Low-E複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ | 約19万円~26万円 | 約21万円~29万円 |
二重窓にする内窓設置
今ある窓はそのままにして室内側に新しい窓を取り付け二重窓にするリフォームです。窓交換より費用を抑えられ、窓交換より高い防音効果が得られます。ひと窓1時間で取り付け完了です。
加えて、窓が二重である為、侵入犯罪の標的になりにくいという犯罪抑止効果もあります。さらに、二重窓であれば、断熱性が高く冬暖かく夏涼しい部屋であることが、見るだけでわかります。
温熱環境は入居希望者の内覧時に確認しにくい部分ですが、内窓のある部屋は温熱環境の良さをアピールできます。
賃貸物件の内窓設置についてこちらのコラムからも詳しくご覧いただけます。
>>>賃貸に内窓を設置して二重窓にする方法はDIYだけ?マンションの窓リフォームで防音と断熱をする方法
新潟エリアでのYKKAPマドリモ内窓プラマードU設置費用
ガラスの種類 | 腰高窓 | 掃き出し窓 |
複層ガラス | 約7万円~9万円 | 約11万円~13万円 |
Low-E複層ガラス | 約8万円~10万円 | 約13万円~15万円 |
防犯合わせ複層ガラス | 約14万5000円~16万円 | 約21万5000円~23万円 |
ご所有のアパートの窓のサイズに合わせて具体的な費用をご確認頂けます。
窓のリフォームについて詳しく知りたいと思われたらお気軽にご相談ください。
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入居希望者に選ばれる玄関ドア交換の効果
アパートを探している人や、実際に内覧をする人に対して、玄関ドア交換はこのアパートに住みたいと思わせる複数の効果があります。
アパートの印象を向上させる
アパートでは通りに面して玄関ドアが並んでいることが多いので、外観の印象に大きく影響します。古びた玄関ドアが並んでいると、間取りや住宅設備機器も良くなさそう…と思われやすいです。一方、きれいな玄関ドアが並んでいると、室内への期待が高まります。
防犯性が向上する
玄関ドア交換は最も手軽で確実にできる防犯対策です。古い玄関ドアについている鍵は、現在の窃盗犯罪に対する防犯力が低いことが多く危険です。
一方、最新の玄関ドアには、ピッキングに強いディンプルキーとこじ破りを防ぐ鎌錠が標準仕様で採用され、現在横行している侵入犯罪への防犯対策が施されています。
また、オプションでシールキーやカードキーが使えるテンキーロックやカードロックもつけられます。
テンキーロック
カードロック
玄関からの暑さ寒さの侵入を抑えられる
断熱には窓が最重要ですが、玄関からの冷気や暑さも室内の温熱環境に影響します。玄関ドアを断熱すると、冷気や暑さが侵入しなくなるので玄関だけではなく、室内も快適になります。
また、オプションで雪が積もった時に玄関ドアが開閉しにくくなるトラブルを避ける断熱枠も用意されています。
マンションの玄関ドアについてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>マンションの玄関ドア交換で得られる効果
アパート用玄関ドアの費用についてはお問い合わせください。
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補助金を活用して空室対策の費用負担を抑える方法
アパートは窓の数が戸建て住宅より少ないとは言っても、全室の窓と玄関ドアをリフォームするとなると、費用がかさみます。そこで活用したい制度が国の補助金です。
窓と玄関ドアで断熱改修をすると国の補助金「先進的窓リノベ2025事業」が活用できます。窓の断熱改修は「先進的窓リノベ2025事業」の補助の対象です。窓と同時であれば玄関ドアも対象になります。
12月末までと期間が残り少なくなってきてはいますが、アパートの断熱改修をするのであれば、ぜひ活用したい補助金です。
事業の概要についてこちらから詳しくご覧いただけます。
>>>環境省 「先進的窓リノベ2025事業」公式サイト
こちらのコラムから補助金の情報を詳しくご覧いただけます。
>>>2025年二重窓(内窓)リフォーム補助金最新情報|まだ間に合う先進的窓リノベ事業
四季のある日本では、春や秋以外の季節にも快適に過ごせる住環境が求められます。そして日々の暮らしの中で、常に過ごしやすい部屋は、居住者様にとって必要最低限の条件です。
マンションにお住いのご家族の依頼で、数多くの窓の断熱改修をしてきた経験から、アパートやマンションでは寒さと結露に悩む方が多いことは実感しております。
断熱リフォームはデザイン的な好みや暮らし方の違いに関わりなく、どのような居住者様に対しても、空き室・退去防止対策に役立ちます。
アパートの空き室対策や退去防止対策にお悩みなら、お気軽にお問い合わせください。
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よくある質問
アパートの窓と玄関ドアのリフォームについてよくある質問をご紹介します。
Q1. 築古アパートでも窓や玄関ドアのリフォームは可能ですか?
A. 可能です。窓は戸建て住宅と同じリフォームができます。玄関ドアは木造アパート用玄関ドアと、ビルやマンション用の玄関ドアが用意されています。
今回のコラムでご紹介した玄関ドアはYKK APの木造アパート用の玄関ドアです。
Q2. 空室対策として窓と玄関ドアのどちらを優先すべきですか?
A. 窓です。アパートにお住いのご家族の中で非常に多いお悩みが寒さと結露です。その為、室温を少ないエネルギーで調整しやすくなる窓のリフォームが居住者様のお悩み解決につながり、退去防止に役立ちます。
また、内覧時、断熱性の高さは強力なアピールポイントになるとともに、二重窓であれば確かに断熱されている部屋であることが目に見えます。
Q3. リフォーム費用はどれくらいかかりますか?
A. 内窓設置なら掃き出し窓1か所で11万~15万円、窓交換なら15万~29万円です。
玄関ドア交換は片開きドアで20万~40万円です。
Q4. 入居中の部屋でも工事はできますか?
A. できます。内窓ならひと窓1時間、窓交換なら1~2時間、玄関ドア交換は1日で完了します。
Q5. 補助金はアパートでも利用できますか?
A. できます。
窓と玄関ドアで断熱改修をすると国の補助金「先進的窓リノベ2025事業」が活用できます。窓の断熱改修は「先進的窓リノベ2025事業」の補助の対象です。窓と同時であれば玄関ドアも対象になります。
12月末までと期間が残り少なくなってきてはいますが、アパートの断熱改修をするのであれば、ぜひ活用したい補助金です。
Q6. 防犯性を高めるにはどんなリフォームが効果的ですか?
A. 防犯性の高い玄関ドアにすることがもっとも効果的で手軽な方法です。その他には防犯カメラを設置する、インターホンをモニター付きにするなどが挙げられます。
Q7. 空室対策として断熱リフォームは本当に効果がありますか?
A. あります。なぜなら快適な暮らしと健康の為には、温熱環境が最重要だからです。実際にアパートにお住まいのご家族が、室内の寒さに悩んでいらっしゃることは少なくありません。
断熱リフォームは居住者様に、快適な室内環境を提供する選ばれやすいアパートを生み出します。
新潟でアパートの窓・玄関ドアのリフォームをするなら窓屋窓助へ
窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。

窓屋窓助では標準価格に加えてお値引きなどが効くキャンペーンも月替わりで行っております。ぜひご利用ください。