玄関引き戸のデメリット（寒さ・防犯）は解消できる！後悔しない玄関ドアの選び方
玄関引き戸をお使いの住宅では、冬の寒さと結露、夏の暑さというデメリットに悩まされるケースが少なくありません。また、引き戸の鍵やガラスの弱さなどに不安を感じることもあるでしょう。
ただ、玄関引き戸には多くのメリットがあります。デメリットを解消して引き戸を使い続ける方法と、後悔しない玄関ドアの選び方について考えていきましょう。
Contents
玄関引き戸のデメリットの原因と解決する対策
玄関引き戸のリフォームを考える際、ポイントになるのは「快適な室温」「家の防犯」、そして「スムーズな開閉」の3つです。
デメリット① 玄関内の寒さや暑さと結露
- ・ 冬になると玄関が寒くガラスに結露がつく
- ・ 夏には太陽の直射熱で暑い
この2つの問題は引き戸であっても開き戸であっても、玄関ドアの断熱性と気密性の低さによって発生します。また、気密性の低さは外部から騒音が入ってくるというデメリットも生み出します。
断熱性と気密性を高める対策
断熱性と気密性を高める対策には、根本的な方法と一時的な方法があります。戸建て住宅の場合には根本的な方法、アパートなどの賃貸住宅には一時的な方法が向いています。
【根本的解決法】玄関ドア（引き戸・開き戸）交換と風除室の設置
最適な対策は断熱性の高い玄関ドアへの交換ですが、強風の日が多い地域や、降雪量が多い地域には、風除室との組み合わせが理想的です。
新潟県は台風の直撃を受けるケースは少ないですが、長岡市のように雪が多い地域では、雪対策に役立ちます。
断熱性の高い玄関ドアは開き戸だけではなく引き戸にも用意されています。
開き戸タイプの玄関ドアの場合、ドア本体に断熱材が充填されています。一方、断熱性の高い玄関引き戸にはLow-E複層ガラスが使われているので、従来の引き戸のようにガラスから暖房の熱が逃げていきません。
その結果、玄関の寒さが解決されると同時に、ガラスの室内側に外気温が影響を与えにくくなるので、結露も軽減します。また、夏はLow-E複層ガラスが遮熱と紫外線カットの働きをして、玄関内の温度上昇を抑えます。
気密性に関しては、2枚の引き戸から構成されている為、開き戸の方が引き戸より気密性が高い傾向にあります。ただ、最新の引き戸は隙間風対策も万全ですので、新しい玄関引き戸への交換で、玄関の枠と引き戸の間の隙間がなくなり隙間からの熱の出入りは大幅に抑えられます。
さらに風除室があると、外気と玄関ドアの間に緩衝地帯ができることに加え、雨や雪の日の靴についた泥汚れや、コートや傘についた水滴を玄関内に持ち込まないですみます。
風除室についてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
＞＞＞新潟で風除室を後付けする費用と選び方｜おしゃれで雪・風対策に強い玄関フードとは？
【すぐにできる対策】DIYで断熱シートと隙間テープを貼る
ガラス部分に断熱シートを貼ると、玄関ドアの引き戸のガラスや扉本体からの熱の出入りを防げます。加えて隙間テープを使うと、隙間からの熱の出入りも抑えられます。
どちらもDIYで取り付けと取り外しができますが、シーズンごとに張り替えが必要です。
玄関引き戸の冷え対策についてこちらのコラムからもご覧いただけます。
＞＞＞底冷えする玄関は引き戸の寒さ対策で解決｜断熱する方法と施工実例
デメリット② 防犯性が低い・鍵が弱いという不安
玄関引き戸はガラスの面積が広いことに加え、開き戸に比べて厚みがないので破壊されやすいです。また、開き戸では防犯性を高める為、上下に鍵がついているプッシュプルハンドルが主流ですが、引き戸には1ヶ所だけではダブルロックができません。
その為、召し合わせ錠（中央）、戸先錠（端）はダブルロック（2点ロック）にする必要があります。
玄関引き戸の防犯性を高める対策
侵入窃盗などのリスクを減らす為には、玄関引き戸全体の対策と、部分的な対策が挙げられます。
【根本的解決法①】防犯ガラスと格子で破壊されにくい引き戸にする
玄関引き戸のガラスを防犯合わせ複層ガラスにすると、破壊されにくくなります。また、万が一ガラスが破壊されても腕を差し入れられない格子のデザインを選ぶことも防犯対策に役立ちます。
【根本的解決法②】最新の引き戸にディンプルキーを複数個所に付ける
十数年前の玄関引き戸には、防犯性が低い鍵がつけられていることがほとんどです。新築当時には最新の侵入窃盗の手口に対応できていたはずですが、現在は犯罪がより巧妙になっています。
そして、最新の侵入窃盗の手口に対抗できる鍵は、現時点で最も防犯性が高いディンプルキーです。一般的に開き戸の玄関ドアには、このディンプルキーが使われていますが、引き戸にも取り付けられます。
また、玄関引き戸の中には、召し合わせ部分にしか鍵が取り付けられていないタイプがあり、危険です。鍵の数が多いほど、侵入作業に時間がかかることから、犯罪抑止効果が高まるのですが、鍵が一つしかないと狙われやすくなってしまいます。
部分的に鍵だけ交換するという方法も考えられますが、格子のデザインやガラスの強化も同時にすると防犯性がより高まります。その為、引き戸全体と鍵の強化が同時にできる最新の玄関引き戸への交換が理想的です。
断熱ができて防犯性が高い玄関引き戸について詳しく知りたいと思われたらお気軽にお問い合わせください。
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メリットが多い玄関引き戸
現在玄関引き戸の住宅にお住まいの方にとって、玄関引き戸のメリットは当たり前の日常になっているので、改めて感じることは少ないと思います。
そして、冬の寒さと結露、夏の暑さに悩まされていると、玄関ドアを開き戸にしようかと迷われることもあるでしょう。
ただ、開き戸の玄関ドアに交換した後、日々の生活の中で引き戸ならこんな不便はなかったのに…と後悔するかもしれません。そのような事態を避けるために引き戸のメリットを改めて確認しておきましょう。
出入りがしやすい
引き戸は帰宅時に扉が前方に飛び出してこないので、お子さまを抱いていたり、大きな荷物を持っていたりしても、スムーズに玄関内に入れます。
また、押さえていなくても開放したままにできるので、ベビーカーや車椅子の乗り入れも楽です。
風を採り入れられる
引き戸は網戸をつければ、その日の風の強さや天候に合わせて開口の幅を調整できるので、換気に役立ちます。
風にあおられる事故が起きない
開き戸の玄関ドアでは、開けた際に突風が吹いてバタンと閉まって、お子さまが指を挟んでしまうというような事故の心配がありますが、引き戸にはありません。
ドアでの指の挟まれに注意！
ドアは、強風や突風により急激に開閉されて、指が挟まれて離断したり、四肢を骨折したりしてしまう事例もあることから、強風・突風時のドア、扉の開閉時はドアノブ等をしっかりと持つなど十分注意する。
玄関前のスペースを自由に使える
扉が前方に飛び出てくる部分を開けておく必要がない為、玄関の前方スペースを自由に使えます。
使い慣れた玄関引き戸のデメリットを解消し、メリットを最大化するリフォームなら、窓屋窓助にお気軽にお問い合わせください。
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玄関ドアの種類と引き戸・開き戸の選び方
寒さや結露、暑さと犯罪被害への不安という問題は、断熱性と防犯性が高い玄関ドアを選べば、引き戸であっても開き戸であっても解決できます。ただ、求められる玄関の使い勝手の良さはご家庭によって変わります。
その為、玄関の使い方や家族構成に照らし合わせて、使い勝手の良い玄関ドアは引き戸なのか開き戸なのかを判断することが大切です。
玄関ドアには開き戸と引き戸があり、引き戸には、4枚建て、2枚建て、袖付2枚連動引込み戸があります。開き戸には6種類の開き方タイプがありますが、このうち玄関引き戸から交換できる開き戸は3種類です。
4枚建て引き戸からは引き戸以外に交換の選択肢はありませんが、2枚建て引き戸には、引き戸にも開き戸にも交換ができます。交換の際の選び方の基準を見ていきましょう。
4枚建て引き戸についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
＞＞＞玄関引戸4枚をリフォーム｜YKK APドアリモの価格比較や口コミを知りたい
通行の幅を拡げたい
引き戸の使い勝手は気に入っているが、ベビーカーでの乗り入れをしやすくするため、通行の幅を拡げたい、または将来を考えバリアフリーな玄関にしたいという場合には袖付2枚連動引込み戸が向いています。
袖付2枚連動引込み戸は、袖と2枚の引き込み戸で構成されている玄関引き戸です。2枚建て引き戸の通行の幅が間口の2分の1であるのに対して、袖付2枚連動引込み戸の通行の幅は間口の3分の2まで広がります。
袖付2枚連動引込み戸についてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
＞＞＞玄関引き戸を3枚にリフォーム｜メリットは通行しやすさと断熱性・防犯性の向上
モダンな雰囲気にしたい
玄関引き戸の中には和風住宅に調和するデザインだけではなく、洋風な住宅、モダンな外観にも調和するデザインが複数用意されています。上記の画像は洋風ベーシックの一覧ですが、この他に和風デザインも用意されています。
ご自宅の外壁や屋根の色と外観デザイン、庭やアプローチの雰囲気に合わせてお好みにあう玄関引き戸に仕上げられます。
玄関引き戸のデザイン選びについてはこちらのコラムからご覧いただけます。
開閉をしやすくしたい
従来の船底引手からバーハンドルに交換すると、開閉がしやすくなります。
スマートキーを使いたい
YKK APのリフォーム用引き戸は、現在、手動錠のみです。 そのため、お客様のライフスタイルに合わせて、以下の2つから最適な方をお選びいただいています。
- 【スマートキーの利便性を最優先する】 → 「開き戸」へのリフォーム（最新の顔認証キーなども選べます）
- 【引き戸ならではの動作の楽さを優先する】 → 「引き戸」のまま、開け閉めが軽い「大型バーハンドル」を採用する
「うちはどっちが合っているかな？」と迷われたら、ぜひ一度ご相談ください。
2枚建て引き戸から交換できる開き戸の種類
引き戸から交換できる開き戸には3つの開き方タイプがあります。
- ・ 両袖ドア ドアと左右の袖で構成されています。
- ・ 片袖親子ドア 袖と親子ドアで構成されています。
- ・ 両開きドア 左右対称の2枚の扉で構成されています。
断熱と気密、防犯性の高い引き戸や開き戸に交換する事が基本です。加えて、スマートキーの有無を含む使い勝手の良さや、外観に調和する色・質感・デザイン、そして信頼できる施工先選びなどもチェックすることがリフォームの成功につながります。
玄関は毎日使う場所であり、お客様への第一印象を決める場所でもあります。通りからの住宅の見栄えに与える影響も大きいです。
毎日使う場所だから快適に、住宅の印象を決める場所だから見栄え良くなれば、玄関引き戸の交換は良い結果を生み出します。ただ、玄関引き戸の交換は施工の腕前で結果が大きく変わりますので、信頼できる施工先に依頼することが重要です。
引き戸の交換はどこに依頼しよう…とお考えの際にはお気軽にお問い合わせください。
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玄関引き戸の交換にかかる費用
断熱性と気密性が高く、優れた防犯性能を備えた玄関引き戸への交換にかかる費用は、工事費と製品価格の合計です。
玄関引き戸交換にかかる標準工事費
| 交換の種類 | 標準工事費 |
| 2枚建て玄関引き戸から2枚建て玄関引き戸 | 14万6,600円 |
| 4枚建て玄関引き戸から4枚建て玄関引き戸 | 19万6,600円 |
| 2枚建て玄関引き戸から両開きドア | 14万4,100円 |
| 2枚建て玄関引き戸から両袖ドア | 15万700円 |
| 2枚建て玄関引き戸から袖付き親子ドア | 14万7,400円 |
リフォーム用玄関引き戸・開き戸の製品価格
| 引き戸・開き戸の種類 | 製品価格 |
| 2枚建て玄関引き戸 | 19万9,100円～36万800円 |
| 4枚建て玄関引き戸 | 35万350円～53万6,800円 |
| 両開きドア | 34万2,650円～42万8,450円 |
| 両袖ドア | 20万6.910円～35万7,610円 |
| 袖付き親子ドア | 24万7,830円～41万7,780円 |
こちらからご自宅の玄関引き戸の枠タイプに合わせて、詳しくご確認いただけます。
袖付き2枚連動引き戸の価格はお見積もりからご覧いただけませんので、お気軽にお問い合わせください。
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【プロが解説】玄関引き戸でよくある質問
玄関引き戸交換へのよくあるご質問をご紹介します。
Q 現在使っている引き戸はレール部分に段差があり、躓きやすいのですが、玄関引き戸交換の際に解消できますか？
A レールの段差解消には下枠納まり用オプションが用意されていますので、交換工事の際に解決できます。
Q 玄関引き戸から開き戸に交換した場合のイメージがつきにくいのですが、何か解決法はありますか？
A ご自宅のお写真をお送りいただければ、新しい玄関ドアに交換した場合のイメージ画像を作成いたします。
Q 工事費は一律ですか？
A 標準工事費は一律ですが、玄関の土間やレールなどの状況によって、はつり工事が必要になることがあります。その際には別途料金が発生します。
ただ、現地調査の時点でどの程度の追加工事が必要になるのかは明確になりますので、ご契約いただいた後に追加費用が発生することがございません。
玄関引き戸交換で疑問に思われたことがあればお気軽にお問い合わせください。
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新潟で玄関引き戸のデメリットを解消するなら窓屋窓助へ
窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県（新潟市・長岡市・上越市など県内全域）の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては！という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。
窓屋窓助では標準価格に加えてお値引きなどが効くキャンペーンも月替わりで行っております。ぜひご利用ください。
