窓の結露とカビ…この問題は◯◯で解決!

未来の暮らしを考える。
新潟県長岡市・新潟市の窓リフォーム専門店 窓屋窓助です。

11月も半ば過ぎとなり、だんだんと寒い気候になってきましたね。
冬などの気温が下がりやすい季節になると窓に水滴が……これが結露です。

これが発生すると、室温の低下やカビの原因になってしまいます。結露は気温が低い時に発生しやすいので冬場は特に発生しやすくなります。

ひどい結露

発生原因としては、冬場、部屋の中の暖かい空気が窓際の冷たい空気に触れると空気中の飽和水蒸気量が急激に減少して、水蒸気が結露へと変化して窓に付着します。

各種材料の熱伝導率

結露が出来やすい場所は建材が持つ熱伝導率が関係しています。上の表に表示されている数値は高いほど熱伝導率が高く、低いほど熱伝導率も低いことを現しています。

ガラスは1.0なので木材やコンクリートに比べて熱を通しやすい材質であることが分かります。ちなみに表示されている建材の中で最も熱伝導率が高いのはアルミニウムの221ですがアルミニウムは窓のサッシに使用されている建材なので窓自体が熱伝導率の高い建材が使用されており結露が発生しやすい傾向にあるということがわかります。

アルミニウムのサッシ

じゃ、どーやって対策したら……

それはずばり「換気」です。いかに湿度を室内に溜め込まないようにするかが重要になります。換気をするのに一番良い方法は窓を開ける事です。寒い時期でも最低一日一回は窓を開けるように心がけましょう。

最も結露が発生しやすい時間帯は朝方なので寝る前に一度窓を開けて換気をするのが好ましいですが、寒いし中々難しいですよね。

内窓を設置して二重窓に

そこで既存の窓ガラスに内窓を設置して二重窓にするという方法があります。二重窓は結露防止に大いに役立ちます。その理由は窓を二重構造にして中空層を作ることで冷気の侵入を防いでいるからです。

結露は室内の暖かい空気が外の冷たい空気に接触することで発生します。しかし二重窓の場合外の冷たい空気が室内に侵入する際に中空層で常温に戻ります。そのため室内の窓付近で気温のギャップが発生しない為結露が出ないのです。

結露によって発生したカビ

二重窓は結露防止だけでなくカビの防止にも一役買ってくれます。結露によって発生したカビは喘息を引き起こすと言われています。

またカビはダニのエサにもなってダニの大量発生の原因になりかねないのでカビを放置しておくと家族全員の健康に被害が及んでしまいます。

内窓と既存窓の結露

内窓を設置した場合でも、中空層は冷気が溜まるので、諸条件によっては結露が発生します。これを放置しておくとカビの原因になってしまいます。

結露は100%防げるわけではない可能性

二重窓を設置していても室内の空調環境や室内の湿気が多い状態だと結露が発生してしまいます。結露を大幅にカット出来る事には変わりませんが100%防げるわけではない可能性があることはご理解頂きご検討して頂きたいと思います。

・・・・・以上、いろいろとご紹介してきましたが、二重窓のメリットは何といっても断熱性能の高さです。二重窓を設置すると単純に外気との間の壁が2枚になるので外気の影響を受けなくなり、また室内全体の温度も下がりづらくなるので冬場でも快適に過ごせるようになります。

あとは圧倒的低コスト!大掛かりな作業もなく、一窓あたり40分程度で終わります。

しかし結露とカビの防止の最重要ポイントは、しつこいようですが「換気」なので二重窓を設置しても換気は怠らないように心がけてもらいたいと思います。

これからの時期の結露対策、寒さ対策は窓の専門店・窓屋窓助までお気軽にお問い合わせください!