真冬のシャッタートラブル!それを未然に防ぐ予防と対策とは!?

未来の暮らしを考える。

新潟県長岡市・新潟市・上越市の窓、玄関リフォーム専門店 窓屋窓助です。

新潟県の冬。
雪、雨、風…様々な自然現象が私たちの生活環境を厳しいものにしています。

真冬の雪が降りそそぐ中、いざ出かけようとして、シャッターを動かそうとボタンをプッシュ。

…ウンともスンとも動かない…
…途中で止まってしまう……

こんなシャッタートラブル…もし出勤時やお出掛け予定がある時にこんなことになったら焦っちゃいますよね。

最近の電動シャッターは高性能で、基本的なメンテナンスを行なっていれば滅多に壊れることはありません。

ただ、唯一気を付けないといけない季節があり、それは今の時期みたいな真冬です。

特に新潟県のように雪が積もる地域だと、電動シャッターが凍結してしまって、リモコン操作しても動かなかったり不具合が出ることも。


凍結してしまった時の電動シャッターは、手動シャッターよりも厄介!

強引に動かそうとすると、壊れてしまうことがありますし、電動というのは機械仕掛けですから、手動よりも便利な反面、故障が起きる可能性は高くなります。

でも、万が一為の予防策もありますし、いざ凍結してしまったとしても解決手段はちゃんとありますから焦る必要はありません。

まずはその予防策からご紹介!

①ガイドレールやスラットの掃除をする!

【推奨:3か月に1度】
ガイドレールというのは、シャッター両サイドの窪み、シャッターの両端が上げ下げする際に通る道のことです。
また、スラットというのは、シャッターそのものの段々になっている板の部分のこと。

これらの場所は、窪みや段差があるため、ほこりやゴミが溜まりやすいです。頻繁ではなくても良いので、3か月に1度くらいは掃除機やほうきなどで掃除するとよいと思います。

ほこりやゴミが溜まるとスムーズに動かず、引っかかって壊れることもあります。塵も積もれば山となる…ので、気づいた時に綺麗にすれば良いと思います。

しかし、水をかけて洗うのはお勧めしません。細かい部分にまで水が入ってしまい、機械部品が壊れることがありますし、濡れたまま放置すると錆びやすくなります。

 

② ガイドレール内にシリコンスプレーを塗布する!

推奨:1ヵ月に1度】
ガイドレール内はシャッターの通り道なので、シリコンスプレーを塗布して滑りを良くしておきましょう。

また、油を挿すと錆も防げます。
シリコンスプレーは温度環境に強く、真冬でも機能を失うことはありません。ホームセンターやカー用品店で簡単に購入できます。
また、機能を失わないということは、真冬でも油面が維持できることになりますので、凍結防止にも効果があります。

 

③ 解氷スプレーを塗布する

【推奨:降雪時期】
ホームセンターなどで売っている解氷スプレーです。これは元々車に使うために作られたものですが、電動シャッターにも使えます。

この製品の効果は抜群で、凍った時に使えばすぐ氷が溶けるのはもちろん、溶けた後の再凍結を防いでくれるものも販売されています。
そのため、予防策の1つとして有効になります。凍結しそうな日の前の晩にでも塗布しましょう。
また、先に紹介したシリコンスプレーの主成分は油で、解氷スプレーの主成分はアルコールですので、両方が混ざっても特に問題はありません。

 

④ シャッターを少しだけ開けておく
【推奨:降雪時期】
これは、凍結しそうな前の晩におこなう予防策です。
凍結が一番起こりやすい場所は、底の水切り部分。ここが濡れている状態で接地していると、夜中から明け方にかけて凍りついてしまいます。
なので、シャッターをあらかじめ1㎝くらい少し開けておくと凍結防止になります。

では次に、凍結した場合の対策をご紹介!

① 電動シャッターの安全装置が動いているか確認する。
電動シャッターには安全装置が備わっています。異常を感知すると機能を停止するものですが、凍結した時もたまに反応して、機能停止することがあります。

そうすると、いくら操作してもシャッターは動きませんので、安全装置が動いていた場合、手動に一度切りかえてから操作してみてください。

まずは上部の箱の左右どちらかにある点検口をあけます。
そして、中から伸びているワイヤーを引っ張り、手動に切り替えます(一度で通常切り替わります。)

そうすると手で上げ下げができるようになります。そして再度ワイヤーを引っ張って電動モードに戻し、作動確認をします。

ただし、動く気配があっても凍結している場合は、それ以上操作せずに、下記の②.③の対策を全てやってみてください。

 

②シャッターを軽く揺らして、雪や氷を落とす
凍結する場所はだいたいスラット・ガイドレール・水切り部の3カ所です。シャッターを軽く叩いたり押したりして揺らすと、解決することも多いです。

 

③水切り部分へをぬるま湯or解氷スプレーをかける。

一番凍結することが多いのは水切り部分です。一昔前でしたらぬるま湯をかけるのがポピュラーなやり方でしたが、解氷スプレーがあるのならそちらがお勧めです。

 

なぜなら、お湯の場合は再凍結する可能性があるので、事前予防策にも事故対策にも使える解氷スプレーはお勧めです。
※注意点として、融雪剤は使わないでください。シャッターが錆びます。

 

いかがでしたでしょうか?

まずは日頃から予防対策としてシャッターメンテナンスを行うことをお勧めします。
こうすることで、凍結リスクを減らせる上に、シャッター自体も長持ちします。

ちなみに、大部分の電動シャッターには製品保証がありますが、凍結による故障の場合は保証対象外になることがほとんどですので注意が必要です。

その他シャッターの故障,取替のご相談は、シャッター専門店の窓屋窓助までお気軽にお問い合わせ下さい!

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